こんにちは。西米ことニシマイです。
美容院あるあるでヘアカラーで思い通りの色にならなかったという時ほど悲しいものはない。
僕もあります。
何をもって失敗なのかはわかりませんが、少なくとも僕はシルバーにしたいってオーダーしたのにも関わらず、髪の毛緑色になるという悲しい結末を体験したことがあります。
当時は高校3年の卒業式後だったでしょうか?
当時はダブルカラー全盛期で個性的な色が流行る中シルバーは群を抜いて人気だったのを今でも覚えています。
そんなシルバーアッシュは今も若い子に人気ですが、染める際には注意が必要です。
ブリーチでしっかり明るくしなければシルバーアッシュは入らない?
実はシルバーアッシュはブリーチでしっかり明るくしなければ染まりません。
その為には複数回ブリーチが必要となります。
そこで気になるのが髪のダメージと予算です。
ブリーチは回数重ねるごとに髪にもお財布にも響くからです。
しかしながらここで妥協してしまうとシルバーアッシュは叶いません。
例えばこちらのお客様。
明日、高校の体育祭で髪の毛をシルバーにしたいというオーダーを頂きました。
事前にブリーチをしてきたものの、このままではオレンジが強すぎて僕の経験上、シルバーにはなりません。
ここは迷わず、もう一度ブリーチをします。
オレンジが抜けてイエローになりましたね。
比べると一目瞭然です。
なぜこのくらいブリーチしないといけないのか?
シルバーは白に近いほど色のクオリティーをあげてくれます。
しかもオレンジが残った状態でシルバーを入れても普通の茶色になってしまいます。
シルバーに染める際にはブリーチでペールイエローにするにだけは絶対に外せないポイントなのです。
ブリーチ後の髪をシルバーに染めるコツ
ブリーチした髪をシルバーに染める時の注意点は、濃すぎてはいけません。
せっかくブリーチで明るくしたのに透明感がなくなっては元も子もありません。
今回はアディクシーの13グレーパールに9グレーパールを10%入れて全体を染めてます。
13グレーパールはアディクシーの中ではアルカリ剤が強めなのですが、一回目は髪に残っているイエローも抜きながらグレーパールを入れなければいけません。
そしてグレーパールはシルバーにうっすらバイオレットが入っています。
イエローベースの髪に補色的な役割を果たし、髪が緑色になるのを防いでくれます。
シルバーの仕上がり
こちらがシルバーに染めた後の仕上がりです。
きれいに染まりましたね。
ビフォーアフターでみてみましょう。
どこからどう見てもシルバーです。
ブリーチをしっかりしてうっすらシルバーを入れるのが鉄則です。
西米的まとめ
僕は髪色をシルバーにする方法をいろいろ検証してきましたが、一番大事なのはブリーチです。
とにかくブリーチで髪色を明るくしてから染める事が失敗しない方法です。
そして色を長持ちさせようと濃いシルバーを入れると失敗の原因にもなります。
色持ちを考えるならシルバーを積み重ね定着を優先することをオススメします。
髪色をシルバーにする際はご参考ください。