【検証記事】市販のカラー剤がパーマにとって脅威な理由が明らかに?!


ズール新丸子店の西米です。

日々、お客様に上質なヘアスタイルを提供できるよう勉強に勤しんでおります。

その中でもパーマでは

底ダメージ

スタイリングのしやすさ

長持ち

をテーマに、薬剤、ロッド、巻き方、などベストを追求しております。

そんな日々の中、どーしてもパーマがきれいにかからない髪質に出会った場面が過去何回かあります。

ホームカラーを繰り返しされている髪の毛です。

そこで

市販のカラー剤がパーマのかかり具合にどう影響するのかを検証してみました

検証するのは

市販の泡カラー

市販のクリーム

美容室の白髪染め

一応美容室の普通のカラー剤

この4つのカラー剤で毛束を染めます。

染めた後の毛束です。

染めた毛束に同じパーマ剤とロッドでパーマをかけていきます。

パーマ後の状態がこちら

パーマのかかり具合で見たら左から順にかかっているように見えますが

実際触ってみると左2つの市販のものはクタッとして髪にハリコシがないように感じました。

そして乾かすと左から順にパサパサしたように見えます。

さらに近づいてみましょう。

左2つの市販の白髪染めはなんかチリチリしています。

しかも白髪染めの毛束にくしを通したら切れてしまいました。

これは市販の白髪染めの毛束がパーマ剤のパワーに耐えきれなかったことで起こったと考えられます。

それではパーマをかけた毛に縮毛矯正をかけたらどうでしょうか?

市販のカラー剤と美容室のカラー剤で染めた毛束に縮毛矯正をかけたらどの毛束がきれいなストレートになるのか検証してみた

僕の経験上、縮毛矯正で1番難しいと感じているのが市販のカラー剤で染めている髪の毛。

それがなぜかを検証しながら説明したいと思います。

それぞれの毛束に同じストレート剤を塗って時間を置きます。

この時感じたのは市販のカラー剤(特に泡のほう)が髪が溶けるように柔らかく感じました。

流してみると

通常、ストレートだった毛にパーマをかけると縮毛矯正の1剤だけでまっすぐになるのですが左2つの市販のカラー剤はうねりを感じます。

これは毛髪が縮毛矯正の薬剤に耐えきれなくなっていると考えられます。

乾かしてストレートアイロンをします。

アイロン後はこちら。

アイロン後は、どの毛束もきれいなストレート毛になっています。

2液で固めます。

流して乾かしてみると。。。

さらに近づいてみてみましょう。

左2つの毛がチリチリしているのが見えますでしょうか?

もっと近づいて

右2つの毛と見比べるとツヤが明らかに違うのがわかります。

これがいわゆるビビり毛というやつです。

こうなってしまうとほぼ元には戻りません。

どうして市販のカラー剤で染めた毛束がビビり毛になってしまったのか?

市販のカラー剤と美容室のカラー剤とではアルカリ剤の種類が違います。

美容室では染まりやすい髪、プロの美容師が、染まりにくい髪を見分けてアルカリ剤のパワーを調整したり、カラー剤をのせる量を多くして均一に染まるようにします。

ところが一般の人がそれをするには技術と知識と経験が必要です。

どんな髪質でも均一に染まるようにアルカリのパワーが強くなっているのが市販のカラー剤なんです。

アルカリのパワーが強いということは?

髪に大きな負担がかかります。

繰り返し使うことで、毛が細くなり髪のボリュームがなくなりうねりもでてきます。

そこでパーマ、縮毛矯正をかけたい願望が生まれるんですね。

そこでパーマや縮毛矯正をかけると今回の検証のようなパーマがかからないもしくはチリチリになるといった最悪の結末を迎えてしまうことになります。

まとめると

手軽で便利な市販のカラー剤ですが、プロとしてここはあえてはっきり申し上げますと

危険です

髪の毛だけじゃなく頭皮への負担も大きいです。

どうしても使用するというならば、白髪が目立つ生え際だけのメンテナンスに使用する事をオススメします。

なぜ?

検証で見た通り、パーマや縮毛矯正がかからなくなるのら、生え際以外の髪のクオリティーを維持すればパーマや縮毛矯正でヘアスタイルを楽しめるからです。

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今回の検証で感じたこと

僕が一番感じたのは

市販のカラー剤は染めた後は見た感じは髪のツヤなど他のカラー剤と違いはありません。

ただ、手で触れると明らかに細くなっているのがわかりました。

それでも初めて来るお客様を見極めることは難しい

それが故にパーマをかける際のベストな薬剤選定はかなり困難だなと思いました。

仮にしっかりかけようと思ってパワーの強い薬剤を選択した場合、髪の毛がチリチリになってしまう可能性もあることを考えると、本当に恐ろしいです。

そして市販の泡カラーは毛先だけ塗ったにも関わらず全体に浸透したことを考えると根元の生え際だけ染めるというのは難しいことと

市販のクリームと比べても負担が大きいと感じました。

以上のことを踏まえ、僕は美容室でカラーをすることをオススメします。

以上が検証結果となります。

ぜひ、ご参考に♫

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ABOUTこの記事をかいた人

飾らないありのままの女性の像を得意とする。 透明感のあるヘアカラーと柔らかいパーマに定評がありナチュラルな女性の魅力を引き出します。 抜群のセンスと高い技術で女性を美しくします。 またヘアケアにおいても日本最高峰のヘアケアマイスターの知識でダメージレスな施術とヘアケアのアドバイスにおいて艶のある美しい髪と朝のお手入れが簡単になることをお約束します。 LINE@からお気軽にご相談ください。 友だち追加