早いもので4月も半分が経とうとしています。
新入社員も学生から社会人になったことでのギャップに戸惑いを感じている時期でもあるのではないでしょうか?!
僕の記憶が確かならば本当にしんどかった記憶しかありません。
足の痛みと睡魔に襲われるなか、毎日のように開催される先輩との飲み会。
僕はどっちかといったら仕事の後の先輩との飲み会の方が好きだった。
営業中はひたすら怒る先輩も飲みに連れていってくれた時は優しく、その時間があるから先輩の厳しい言葉は愛情だと感じられたし頑張れた。
そう考えるとあの頃に比べて時代は変わったなあ感じるのは僕だけでしょうか?!
確実に怒る先輩っていなくなったなと。
別にそれがいいとか悪いとかじゃなくたぶん伝え方が変わってきたんではないかなと思います。
怒ったら伝わるもんも伝わらない
怒るって思いっきり感情が入っている行為だと思うんですよね。
もちろん何かきっかけがあって怒るのかもしれませんが感情が入ると鬼のような表情で声を荒げ暴言が飛び交う、そんなイメージでしょうか?
たぶん恐怖を感じてその後怒られないようにしようとは思うかもしれませんが、本当の意味では伝わってないケースが多いように思います。
その人の前では気をつけよう。やらないようにしよう。これでは本当の意味では理解しておらず効果がないように感じます。
じゃあ怒れないやん?かといって
叱るのもちょっと違う気がするんですよね
感情は抜きにして叱ればいいんじゃないと思いがちですがどうでしょう?
叱るという行為自体は一見冷静なようにも見えますが言葉の端々に相手の行為や考え方、ひどい時には人間性まで否定する強者もいたりします。
恐らくそれは自分の家族、友達、同僚、会社の先輩などの影響を受け培ってきた考え方のフィルターを通して物事を判断しているからではないでしょうか?
淡々としているようで実は怒られるよりタチが悪い可能性もあります。
その考え方は全て正しいの?
人は生まれ育ってきた環境も違えば考え方や価値観も違います。
自分の正しさがその子にとっても正義とは限りません。
その正しさは場合によってはその子自身の考えや行動を否定する事にもなり得る事もあります。
優しい口調で否定という「叱る」という行為も後輩を傷つけることになるので気をつけなければなりません。
ゆっくりでいいんでないの
愛情があるが故の「叱る」という行為も相手をすぐにでもコントロールしようとする為のことなんでしょうが本当の意味で伝わるのは難しいかもしれません。
人はバカじゃなければ多少なりとも考え行動します。
現段階では最善を尽くしているという表現が適切かはわかりませんが一生懸命やっているはずです。
そこを理解して伝えてあげればいいのではないのでしょうか?
そもそも偉そうに人のこと言えんの?
少なくとも相手の行いを否定できるほど自分が優れているとは思えません。
責任感が強いからこそ叱るのではなく理解してもらえるよう伝えなければいけないのではないでしょうか?
というようなことを後輩の指導に悩んでいるアシスタントに伝えてみたのですが彼女にとってこれが適切なアドバイスになったのかはわかりません。
そんな偉そうにアドバイスしてみたものの実際は自分もやってましたよ「怒る」も「叱る」も両方。
今では中堅スタイリストに西米さんは優しいと言われたりもしますが、それは伝え方が以前と変わっただけ。
それでも以前より伝えたいことは伝わっているし、理解してくれているように感じます。
簡単なようでとても難しい、「伝わる」ということをもっともっと追求していきたいものですね。