若きエースへ
昨日はスタイリスト昇格試験がありました。
これに合格すればJr.スタイリストに昇格できるのですがここに至るまでも相当な練習を積み重ねきたアシスタント。
シャンプーから始まりカット、カラー、パーマなど技術を磨き、少なくともうちの会社では各項目毎にテストがあり、合格したら次のステップへと進めるわけですが、今回のテストはいわばその集大成のようなものです。
テストの日も朝から練習に励むアシスタント。
テストに向けてのスタイルをつくり、準備も入念にしていました。
幹部達が見守るなかテストが始まりました。
こっちまで緊張しているのが伝わります。
自分がアシスタントの頃を思い出しますね。
結果は今回は不合格でした。
相当、悔しかったと思います、悲しかったと思います。
今日のこの日の為に準備している姿、練習してきた姿も見てきました。
そしてこのテスト受けるまでの数々のチェックにのぞむ姿も。
それでもうまくいかない時もあります。
いやむしろ僕なんてスタイリストになったらその連続でした。
その度にどうしたらもっとお客様を素敵にできるんだろう?!
どうしたらもっとうまくなれるんだろう?!
毎日毎日思っていました。
単純な僕はやるしかない。もっともっと勉強するしかないと思っていました。
つまずいたというより経験
昨日のテストも経験。
結局のところお客様に喜んでもらう為の技術や知識に近道はなくコツコツと技を磨き勉強するしかないのです。
その中で会社毎のある一定基準をクリアしたら入客できるようになるわけですが美容師になり13年経つ今もなお勉強は続いているわけです。
昨晩、テストを受けたアシスタントの子から連絡があり
「朝の貴重なお時間を頂いて練習見て頂いたのに力不足ですいません。」
と。
僕は、「力不足だと思うなら、より勉強する事、そしてお客様に育ててもらっていることを忘れないでね。」
と伝えました。
僕は美容師はお客様に育ててもらっていると考えています。
つくりあげたスタイルがお客様に満足してもらえているか?
満足してもらえなかったら何を改善すべきか?
そのスタイルは自宅でも再現できるのか?
できなかったらどうしたらより簡単に再現できるのか?
そのスタイルは友人、家族に素敵だねと言ってもらえているのか?
ずっとそんな部分に向き合ってきました。
だから今自信をもってヘアスタイルを提案できるようになったのだなと思います。
だから彼女もこれからが美容師としてのスタートライン。
昨晩の連絡での力不足ですいませんという謙虚さと朝練習を見てくれたことへの感謝の気持ちがある彼女はこの悔しさを乗り越えてさらなる成長をしてくれるでしょう。
という期待を込めてエールを送りたいと思います。