こんにちは。西米ことにしまいです。
白髪染めは白髪を染めるという素晴らしい利点がありますが、しっかり染めることで髪の毛が黒く見えるという難点もあります。
普通のファッションカラーとは違い色素も濃く、吸着力が強いことから明るくするのは至難の技とも言えます。
なかでも市販の白髪染めを繰り返している髪の毛はより明るくすることが困難になります。
そこでブリーチや脱染剤を使って白髪染めした黒い髪をを明るくしていきます。
ただその作業には髪のクオリティーを損なうとういうデメリットもあります。
一度経験のある方はわかるかもしれませんが白髪染めをした髪を明るくするとびっくりするくらい髪が傷んでしまい、指通りが悪く乾きにくい髪になってしまいます。
そんな経験から白髪染めを明るくすることをお客さんも美容師も敬遠してしまいますが髪のクオリティーを維持しながら明るくする方法があります。
0クリア×パウダーブリーチ
白髪染めを明るくする際、ブリーチや13クリアを使う方法がありますが、僕はおすすめしません。
それはアルカリが強く髪のクオリティーを低下させてしまうからです。
その理由としてはブリーチや13クリアに配合されているトリートメントの量が関係しています。
日本の薬事法はひとつの薬剤に配合できる成分が決まっていて白髪染めを明るくするほどのパワーのある薬剤はトリートメントの配合量が他のカラー剤に比べて少なくなっています。
トリートメントの成分を補う為にアルカリの入っていない0クリアをベースにパウダーブリーチを足していきます。
その方法が一番髪の毛に負担なく白髪染めを明るくすることができます。
ブリーチに少しだけブルー
本来ブリーチは脱染剤なので白髪染めの黒を取り除いて明るくする効果はあるものの、その仕上がりは
オレンジ色になり違和感を感じることも少なくありません。
そこでオレンジを抑えてくれるブルー(青)のカラー剤を少し混ぜます。
するとブリーチ後のオレンジは抑えられナチュラルなブラウンになり、根元と毛先の色の違いによる違和感は解消できます。
仕上がり
以上のことを踏まえてカラーをしたビフォーアフターを見てみましょう。
ビフォー
白髪染めを美容室&ご自宅でもされている状態です。
今よりも明るくしたいというオーダーで先ほどの方法でカラーをしていきます。
アフター
見違えるほど明るくなりましたね。
実際お顔はお見せできませんが明るくした後は肌色も明るく見えます。
ニシマイ的まとめ
白髪染めを明るくすることを断られて来た方も少なくないかと思いますが、この方法なら髪の毛に負担なく明るくすることができます。
白髪染めを明るくしたいけど髪の毛痛むのは嫌という方におすすめの方法です。
ただし、補足としてご自宅での白髪染めをしてしまうとこの努力も一発で水の泡です。
明るい白髪染めを叶える前提として美容室でのカラーを僕は絶対におすすめします。
こんな感じもご参考ください。
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