こんにちは。ズール武蔵新城店の西米と書いてニシマイです。
ハイライトをしている髪に縮毛矯正はかけれるのか?
結論から言うとかけれます。
なぜその質問をされたのか聞いてみると他の美容師さんに断られたのだとか…..
ただその理由もわからなくはありません。
ハイライトをしている髪に縮毛矯正が難しい理由
ここでのハイライトはブリーチを使用した前提でのお話とさせてください。
ブリーチは皆さまご存知の通り、髪への負担が大きく場合によっては縮毛矯正でチリチリになる恐れがあります。
それはブリーチ毛に縮毛矯正をかけることがいかに危険かということを物語っています。
そしてクセ毛をしっかり伸ばす為にはパワーの強い薬剤を使う必要があります。
かといってハイライトを考慮して薬剤のパワーを弱めるとクセが全く伸びない可能性もあります。
両方を叶えることはとても難しいのです。
髪がチリチリになるのだけは避ける
ハイライトの髪に縮毛矯正をかける場合の1番の注意点は、髪がチリチリになるのだけは避けなければいけません。
なぜなら、一度チリチリになってしまった髪の毛は二度と元には戻らない
からです。
この場合はハイライトに合わせて縮毛矯正の1剤を選びます。
その結果、他の部分のクセが伸びなかったとしても髪の毛さえ無事であれば再度、縮毛矯正をかけることもできます。
そして全く伸びないというわけではないのでこういったケースでは安全な方を最優先します。
ギリギリのラインで薬剤を選択する
髪がチリチリになるのだけは避けなければいけませんが、全くクセが伸びないというのも考えものです。
そこでギリギリのラインで薬剤を選択しハイライト部分との塗布量を調整します。
例えばこちらのハイライトの髪のお客様
前回、ブリーチのハイライトを入れて全体を明るいアッシュで染めています。
13レベルというかなり明るいカラー剤です。
本来なら髪にかなり負担がかかっている状態です。
ただ髪の毛、一本一本を診断すると髪の毛が元々しっかりしていることとクセがそれほど強くないことがわかります。
そこでブリーチハイライトにも耐えられてクセもある程度伸びるギリギリの薬剤がこれ
ネオリシオNです。
ナチュラルなストレートを叶えてくれ仕上がりも柔らかくその仕上がりに誰もが感動します。
ただパワーがある薬剤なので、ブリーチ毛などに使う場合は気をつけなければいけません。
ハイライト部分は塗布量を少なめもしくは一部分だけ塗って髪が薬剤に耐えられるのかをみるようにしたり慎重に塗っていきます。
ストレートアイロンの仕方にも注意する
ブリーチ毛はアイロンの熱にも超〜敏感になっています。
僕はしっかりストレートにしてツヤを出す為に温度を180度に設定してアイロンをしていきます。
その場合、熱にハイライト部分が耐えられない可能性もあります。
そこでアイロンをあてる時間を短くします。
ハイライト部分やクセの強さにによってアイロンをあてる時間を変えます。
そうすることでハイライト部分のダメージを最小限に抑え、クセもしっかりのび綺麗なストレートヘアになります。
ニシマイ的まとめ
ここまでがハイライトの入った髪の毛への縮毛矯正のニシマイ的アプローチの方法です。
この記事ではこんな考え方もあるということを知っておいて欲しいという想いがあります。
毛髪に関する知識。
経験による髪の状態の見極め。
アイロンの使い方や薬剤の量を微妙に調整するテクニック。
積み重ねてきたものでお客様のキレイを叶えているということ今一度知っておいて欲しいなと思います。
ビフォーアフター
ぜひご参考ください。