こんにちは。カラー大好きニシマイです。
この記事は美容師さん向けのカラーのテクニカルな内容になります。
我がズール武蔵新城店ではタマリスのクリエイティブフェリエネオを使っています。
その中でもアッシュ系カラーの仕上がりのクオリティーが高いコバルトブルーを使って染めてみました。
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コバルトブルーの特徴
コバルトブルーはクリエイティブフェリエネオの中で一番ブルーが深い色なのです。
こちらがカラーチャートですが、藍色にとてもよく似ています。
実際髪の毛に染めるとその青みは強く、単品で使うとくすみを感じる青さです。
ブラウンラインと合わせて使用する
そんなコバルトブルーですが、ブラウンラインと混ぜて使うことでその効力は発揮されます。
中でもグレーブラウンとの相性がとても良く、お互いのカラーの色がより活かされる組み合わせです。
グレーブラウンとコバルトブルーを混ぜる比率は?
グレーブラウンとコバルトブルーを混ぜる比率は僕はブラウンを先行に2:1から6:1くらいを目安に混ぜます。
コバルトブルーは青みが強いので2:1で混ぜた場合は強くでる傾向にあります。
これは好みにもなりますが、バランスがいい配合は3:1から5:1くらいだと感じています。
実際に染めてみた髪色
実際にお客さまの髪を染めてみました。
こちらのお客さまはカラー後に髪が赤くなりやすいのがお悩みです。
8グレーブラウンにコバルトブルーを3:1でオキシ4.5%で染めました。
ブルーを3:1と多めに配合することで赤みを抑えて染めることができます。
外で撮るとよりコバルトブルーの青みの強さがわかります。
ブラウンコントロールで安定したカラー
コバルトブルーは青が強いため狙った色がでないケースもあります。
たとえば
- 髪が緑色に染まる
- 希望の明るさより暗くなった
- 毛先が沈んだ
というような予想外な出来事が起こる場合があります。
ブラウンにコバルトブルーを混ぜることでそういった出来事も回避することができます。
ニシマイ的まとめ
コバルトブルーはブラウンと混ぜても青色を髪の毛にしっかり表現してくれます。
しかもブラウンと混ぜることで安定してブルーをコントロールすることができます。
ビフォーアフター
こちらが仕上がりのビフォーアフターです。
ブラウンがベースになることで明るさが抑えられツヤがでていることと、コバルトブルーの青みの強さでしっかり表現されています。
同じような悩みをお持ちのお客さまやブルー系カラーが好きなお客様の参考にしてみてください。