しくじり先生最終回なの?
なんか寂しいですね。
一度は誰もが体験するのではないでしょうか?
結果をだすことで傲慢な態度や慢心の気持ちになってしまう。
そこから痛い目に合い、自分の不甲斐なさを知り、また一歩成長できたりするんですよね。
そんなエピソードを実体験を交えて伝えてくれる面白い番組だったんですけどね。
「全てがうまくいってるときほどこわい。」
と僕の尊敬する経営者が言っていましたが、もしかしたらそういう経験を経ての深い言葉なのかもしれませんね。
さて、今日はお客様とカウンセリングをして
コンテンツ
暗めの白髪染めをカラーチェンジ
しようということになりました。
美容師さんならわかると思いますが暗めの白髪染めを明るくするのってなかなか大変なんですよね。
全く明るくならなかったり、明るくなりすぎたりするんですよね。
暗めの白髪染めを明るくする方法
いろんな方法はあるのかもですが、とりあえず暗めの白髪染めを明るくするには脱染剤が一番ベストです。
ファッションカラーの1番明るくできるカラー剤でもなかなか思うように明るくなりません。
ファッションカラーでは明るくするのが困難!!それほど白髪染めの染料は濃い
まあ白を黒くするわけですからね。
それ相応の色なわけですよ。
それが市販の白髪染めで、何度も染めていたら未知数です。
一度の脱染では明るくならないことがほとんどです。
そう考えると、白髪染めをしていていざ明るくしたいっ!!
という時に美容室で染めていたらその壁を乗り越えられます。
こちらのお客様は日本人の自毛で多いと言われる4トーンの濃さで染めています。
ただし、根元のみで、毛先にはいつも色味のみを薄くして染めてきました。
今回は根元を1トーンあげて5トーンの白髪染め、毛先はアルカリの入っていないクリア剤にブリーチを20%混ぜています。
ブリーチと脱染剤の違いは?
みたいな質問をアシスタントの子からからよくされますが
ブリーチも脱染剤と同じ効果があります。
ブリーチと違うのは脱染剤の方が髪に負担が少ないということです。
なぜクリア剤に混ぜるの?
という話しになるのですが、
クリア剤はほぼトリートメントです。
日本の薬事法上、一本のカラー剤に入れれる成分には限りがあります。
アルカリ剤、染料、トリートメントその他もろもろですが
明るくできるカラー剤ほどアルカリ剤をたくさん入れる必要があるのでトリートメント成分が少なくなります。
それに比べアルカリの入っていないクリア剤は染料もアルカリも入っていないのでトリートメントが盛りだくさんなのです。
そんなクリア剤にブリーチを混ぜることで髪のクオリティーを維持しながら脱染効果を発揮できるのです。
そうしてできた仕上がりがこちら。
適度な明るさになりましたね。
応用として
もっと明るくするならブリーチの配合を増やしたり、オキシのパーセントの高いものを使うようにすると良いです。
オキシでどう変わるの?
ブリーチ剤のアルカリは「過硫酸アンモニウム」と呼ばれ、長時間髪の毛に反応
します。
オキシ6%と3%では反応速度が6%の方が早いのですが最終的な仕上がりに差はありません。
まとめると
・白髪染めは根元メインで毛先は色を入れる程度がカラーチェンジがスムーズ。
・白髪染めから明るくする場合は脱染剤を使う。
・白髪染めは美容室でやることでカラーチェンジがスムーズ。
以上が白髪染めのカラーチェンジのポイントです。
ぜひ、ご参考に♫