こんにちは。西米です。
ヘアカラーをするときに髪がオレンジになるのが気なるっていう方がご来店されました。
お話を伺うと現状のオレンジが気になってなるべく黄色にしたいとのことでした。
そして白髪も気になるそうでオレンジになってしまっているのは白髪染めが原因の可能性があること伝えました。
僕は白髪を必ず染めたいというのでなければ無理して染める必要はないと思っています。
施術前の状態はこちらです。
おそらく縮毛矯正もされているのでダメージするのを考慮して明るいカラーを避けていたのだと思われます。
ただどんなに濃いアッシュを入れても明るくしなければ黄色にはなりません。
本来ならブリーチをしてその上から色をのせるのが一番ベストなんですけれども縮毛矯正をされていると髪の毛が耐えられるかわかりません。
そこで今回は一番明るいアッシュに濃いブルーを足して染めました。
縮毛矯正も同時にやったので色が抜けてしまいます。
そこで矯正後にノンアルのブルーアッシュで染めてオレンジを抑えていきます。
今回の仕上がりはこちらです。
時間がかかる施術だったのですっかり暗くなってライトを使っての撮影で色の見え方は変わりますが透明感が出ました。
これなら褪色した時も黄色になります。
なぜこういう方法を取ったの
実は縮毛矯正をすると髪のタンパク変性で明るくなりにくくなります。
しかも矯正後の方がストレート剤のパワーも抑えてできるので髪への負担もなくなります。
そしてストレート剤に配合されるアルカリ剤で髪がさらに明るくなったところにアッシュでオレンジを抑えていくことで今回のような色が叶います。
今後のカラーの方法
今後は褪色の具合を見て、もし満足のいく明るさならノンアルのアッシュで髪がオレンジにならないように抑えていきます。
もし物足りないのであれば根気強く明るくなるようなアルカリカラーをしていかなければいけません。
髪のダメージ具合も見て負担がかからないように明るくしていきます。
その方法はまた次回ご来店の頂いた時にご説明したいと思います。
