今日はちょいと縮毛矯正のお話しを。
縮毛矯正をかける時は毛先までかけますか?
なんとなくですが感覚的にはとれてきたものをかけるといった観点では毛先までかけたほうがきれいなさらさらツヤツヤヘアが手に入るのではないかと思うものです。
げんにパーマがとれてきたら動きやウェーブを出したい人はパーマをかけ直しますよね?
縮毛矯正も同じようなことが言えるのかというとそういうわけにはいかないということをご存知ですか?
その理由は縮毛矯正に必須なストレートアイロンにあります。
普段からストレートアイロンを使う使っている方はわかるかもしれませんが、ストレートアイロンは平らなプレートが180度もの熱を持ちます。
普通に考えて180度もの熱が髪の毛に加わることがいかに危険なことかということを今一度認識しなければいけません。
ましてや、縮毛矯正剤を一度塗ってデリケートな状態にアイロンをあてれば、それなりに髪への負担が伴います。
ですから、まっすぐになり気づきにくいだけで実は髪の毛はかなりの負担を負っています。
そんな髪の毛に二度、三度と縮毛矯正をかけていくと毛先はボロボロになってしまう恐れがあります。
かけた瞬間はさらさらのツヤツヤであってもアイロンを繰り返した髪の毛は、日がたつにつれて輝きを失い、以前よりもコンディションが悪くなっているケースが多々見受けられます。
縮毛矯正は必要以上のことをしない
縮毛矯正は一度かけたところは必要以上にかけません。
なぜなら毛先まで毎回かけて、次ご来店頂くまでの間にその状態が保たれているのを見たことがないからです。
場合によってはかける前よりも状態が悪化しているケースもあります。
これは繰り返しアイロンによる熱のダメージによるものです。
想像してみてください。一度熱を当てたタンパク質にさらに熱を当てれば更に硬くなることが想像できると思います。
ですから、根元の伸びた部分を中心に気になるところだけをやればいいのです。
毛先はトリートメントケア
毛先かけないのならどうやって広がりをおさえるの?という話になると思うのですが。美容室では毛先はカットトリートメントで改善しましょう。
それでも広がりが気になるようでしたら、ご自宅でストレートアイロンをしてまとめましょう。ただし、ほとんどの場合がご自宅でのケアをしっかりされていればアイロンは必要ありません。今一度、ご自宅でのケア方法に向き合ってみましょう。
そうして向き合ってきた髪のクオリティーがこちらです。
毛先まで縮毛矯正をかけずともこのクオリティーを維持できるのです。
ここで大事なことは毛先までかけることでまっすぐになる、広がらないという思い込みを一度忘れ、本当に自分の求めるヘアスタイルに必要かどうかということを考えて施術をするのがベストなのかもしれませんね。