まだまだ人気のシルバーアッシュ。
その要因ははっきりとはわかりませんが目を引きますよね?!
透明感とでも言いますか?
「あっ いい色」って思わず心の中で呟いちゃいます。
そういうところに目がいくのも美容師ならではなのかもしれませんが、実際需要が多いのは一般の方の方だったりしますよね。
そんなシルバーアッシュですが、やはりブリーチをある程度しなければ叶いません
そのある程度というのはわかりやすく伝えると、経験上1回のブリーチではほぼ不可能です。
ですからそこはある程度の時間と予算を割く覚悟はした方が懸命かと思われます。
なぜならシルバーって色自体が白っぽいですよね?
白っぽいということは白に薄いアッシュをのせた色がシルバーアッシュということになりますが、髪の毛の場合は白までブリーチで抜くには膨大な時間と費用がかかるというのと髪の毛が耐え切れるかというところになってくると思います。
そこで時間、値段、髪のクオリティーというところで、だいたい3回のブリーチに色をのせるのが今のところ多い印象ですがそれくらいのブリーチだとまず白にはなりません。
黄色もしくは人によってはオレンジっぽさが残ってしまいます。
この状態でシルバーアッシュにしようとしてもなりません。
オレンジっぽさが強い場合は、まずオレンジをおさえてあげなければいけません。
そこで僕はアディクシーを使います。
アッシュ系カラーをするのにはとても優秀なカラー剤です。
そんなアディクシーのサファイアとアメジストを1:1の配合で染めてみます。
オレンジを消すためにブルーを強めにしていますがそれだけでは緑っぽくなってしまうのでアメジストを混ぜています。
いかがでしょう?
シルバーっぽくも見えますがやはりブルー強めのブルーアッシュという印象です。
続いてアディクシーの濃いめのシルバーで染めた色を見てみましょう。
シルバーっぽく感じますが深みのあるシルバーな印象ですよね。
見る人が見ると黒に近い印象に感じるかもしれません。
このパターンは色落ちしてきた時にシルバーを感じことが多いようです。
それでもやはりシルバーアッシュという色を感じるにはまだもの足りません。
そこで今回はアメジストベースにしてみました。
アディクシーのアメジストはバイオレットでもブルーが強めな色になっています。
ブリーチ後の黄色くなった髪ならアメジストでもシルバーっぽく染まります。
アメジストにブルーを10%足した色です。
透明感を感じるシルバーアッシュになりましたね。
今までアディクシーを使ってきてみて感じたのはブルーの強さです。
サファイアは当然ブルー強めですがアメジストでさえもかなりブルーが入っている印象です。
そしてシルバーですが、ブリーチ3回くらいだと正直ただのブラウンという印象で、おそらく一般の人にはシルバーっぽさは感じません。
ですから髪の明るさと色の状態を見てアメジストとブルーをうまく活用することでシルバーアッシュが叶うのではないかと考えます。
僕の経験としてはアメジストが多めにブルーの方がシルバーアッシュっぽさを感じるというのが今のところの結論です。
もちろんこれは僕がアディクシーを使ってきた中での答えなのでいろいろな考えがあるとは思いますが、どうしても青が強く出る、ただのブラウンっぽくなる、緑っぽくなるなど狙ったシルバーアッシュがでない方はやってみる価値はあるかもしれませんね。
ぜひ、ご参考ください。